町を見下ろしながら
歩くのは面白いね
ただ傘がないけど
あんたにはまたどっかで会うわ
待ちぼうけの末濡れた
袖に触れさせてよ
出会いは雨後の筍
あんたにはまたどっかで会うわ
甘い相槌うつほど
ころげて笑けるほど
輪郭がぼんやり
やたら馬があったこと
去るしかなかったこと
輪郭がぼんやりと
初めてじゃないみたい
お決まりの台詞が飛び出す
そのくせ予め決まっていた
かのように別れ道
甘い相槌うつほど
ころげて笑けるほど
輪郭がぼんやり
溶け出していったけど
言わずに言えること
聞かずに聞けること
輪郭がなくなっても
あんたにはまたどっかで会うわ