花が咲くのを待ってるよ
白い紙のような世界に
カラフルな絵の具を塗ってくれ
見られるように
まだ風が残ってる
きれいな香りは遠くにあるけど
それなりに美しい
眩しい世界の上に立ち上るのは
小さな雪の花
真っ白な心で私を抱いてくれる愛
冷たい冬が過ぎ去るのを待っている
私の心にはいつのまにか一輪の花が
遠くなった暖かかった季節はまた戻ってきて
春になってくれるよ
いつか色をなくした風景にはまって
その中に雪の花を咲かせた
私たちの記憶を込めた透明な雪片に
もしかしたら愛は無色無臭の感情かな
それなら私たちの色で愛を塗ろう
きれいに
もう少し待ってれば
私たちの春が来るよ
眩しい世界を美しく染めるのは
透明な雪の花
冬の夜が暗くなっても大丈夫
一緒だから
明日すぐ春が来ないとしても
私たちは会うよ
この一輪の雪の花が全部とける頃には