春のあらし
春のあらしが吹く頃に
たつまきになって帰ってくると
五色のスカーフ 髪をたばね
あなたが消えた 街も春
帰ってくる気なんかありゃしないくせしてラララ
たつまきになって帰ってくると あなたは
忘れな草が咲く春は
赤いお屋根を吹きとばし
木の葉ふるえて 街はうねり
めくるめくよ 愛の言葉
突然ゆらゆらあなたが風に乗って
ぼくの窓打つ今でも愛していますかって
けれど いつでも
あなたの部屋は 風が吹くだけ
愛した小鳥が 淋しく鳴いているよ
幾度、幾度 春のあらし
吹いたけれど 帰ってこない
そうさ 気まぐれな つむじ風
たった一度 ふりかえった